プロテオグリカンでアクティブな毎日を!
化粧品やサプリメントで大注目の保湿成分に迫る。

プロテオグリカンでアクティブな毎日を!化粧品やサプリメントで大注目の保湿成分に迫る。

最近よく耳にする「プリテオグリカン」っていったい何?

ここ数年、「プロテオグリカン」と冠した商品をよく目にする機会が増えたと思います。 そこで今回は、今注目を集めている「プリテオグリカン」について調べてまいりたいと思います。

まず「プロテオグリカン」とは、関節やお肌に含まれる保水成分のこと。 エイジングケアに効果があると注目され、関節向けサプリメントや 美容ドリンク・スキンケア商品で活躍している新成分になります。

「プロテオグリカン」って体やお肌にどういいの?

プロテオグリカンは、関節の軟骨・皮膚などに存在する保湿成分。ヒアルロン酸やコラーゲンに次ぐ“ 第3の保湿成分 ”とも言われているんですよ。

関節で働く場合は関節のクッション機能のサポート

軟骨を構成する成分は、約70%が水分で、次にII型コラーゲン、プロテオグリカンの順で多くを占めています。
実は、軟骨にいいとされるコンド口イチンなどの軟骨成分も、このプロテオグリカンの一部。このことからも軟骨にとって重要な成分ということが分かりますね。

また、ヒアルロン酸の1.3倍とも言われる保水力を持つプロテオグリカンは、軟骨がその役割を果たすのに非常に重要なクッション性を保ち維持する役割があるんです。膝の曲げ伸ばしがスムーズに行えるのも軟骨のおかげですね。

しかし、加齢等によりプロテオグリカンを含む軟骨がつくれなくなると軟骨がすり減り、骨と骨の間隔が狭まることで骨同士が直接ぶつかるようになって痛みや腫れを引き起こします。

そうなる前にプロテオグリカンを摂取し、軟骨の元となる細胞を増加させ軟骨の弾力性を維持してクッション性を保ち、関節のしなやかさを作り出します。
関節向けの商品にプロテオグリカンが多く配合されているのはこれらの効果があるためなんですね。

お肌で働く場合は肌のうるおいやハリを保つエイジング成分

美容成分として有名なコラーゲンが肌のハリ・弾力を支え、ヒアルロン酸は潤いを保つ役割がありますが、プロテオグリカンはその両方の働きを持つのが特徴です。

高い保湿力があることで知られているヒアルロン酸ですが、プロテオグリカンはヒアルロン酸の保水力の1.3倍もの力を持っているといわれています。べたつきが少なくサラッとしたテクスチャが特徴で、より乾燥肌やエイジングケアなどに適した成分と言えますね。

保湿成分であると同時に、エイジングケア成分でもあるプリテオグリカンは、高い保水能力に加えて、肌荒れ、シワ、肌の弾力、若々しい肌を保ってくれるのです。美容系の商品、特にエイジングケア化粧品にとっても、大注目の成分とも言えますね。

「プロテオグリカン」って何から出来てるの?

主に氷頭(ヒズ)と呼ばれ鮭(サケ)の鼻反骨から抽出されています。

プロテオグリカンと聞くとなじみのない名前に聞こえますが、原料となる鮭は日本人には大変なじみ深い魚で、身だけでなく、イクラ、塩辛、アラなど様々な形で私たちの食卓にあがる身近な魚ですね。

プロテオグリカンを冠した商品が最近になりよく話題となるのは、特許技術によって高純度のプロテオグリカンを大量に精製できるようになったからです。
以前は、高濃度で抽出するには、なんと1gあたり3,000万円という驚愕の金額がかかっており、商品化は難しいとされていました。

しかし、2000年に郷土グルメ「氷頭なます」に発想を得た、鮭鼻軟骨からの食酢(酢酸)を用いた抽出法が弘前大学、高垣教授を中心に研究・開発されました。そのおかげで、低コストかつ高純度のプロテオグリカンの大量生産が可能となり、サプリメントや化粧品などの様々な商品の開発が進められ、今日に至ります。